オオカミと犬の血液を採取して分析

その結果、オオカミは犬よりもおやつを取り出す方法を見つけ出せる場合が多く、また犬は近くにいる人を恨めしそうに見つめていることが多かった。
http://www.inupic.com/content/users/173 http://dream-share.jp/users/profile/714続いて研究チームは、オオカミと犬の血液を採取して分析。その結果、犬のGTF2IとGTF2IRD1という2つの遺伝子に変異があることが判明した。「(これらの変異は)犬の極端な社交性に関連するとみられ、このことが犬とオオカミを隔てた家畜化の主要因となった」と論文は述べている。
これらの遺伝子はこれまで、ウィリアムズ症候群の人々の極端な社交性との関連性が指摘されていた。ただ、変異そのものについては、人のそれとはちがっていた。
論文の共同執筆者である米プリンストン大学(Princeton University)のブリジット・フォンホルト(Bridgett vonHoldt)助教生態学・進化生物学)は、「われわれは『社交的な遺伝子』は発見できなかったが、動物の性格を形成し、野生のオオカミを従順な犬に家畜化するプロセスを助けた重要な(遺伝的)要素を発見した」と語っている。

http://www.necopic.com/content/users/113 http://e-saksak.com/userinfo.php?uid=6086